■病院除き倒産の8割超は「破産」 業種ごとの「破産」の割合は、病院が44.7%だったのに対し、診療所では84.5%、歯科医院では82.5%、老人福祉事業者では84.2%に達した。病院とその他の業種で、破産の割合に大きな開きがある点について、帝国データバンクでは「事業規模が小さい診療所や歯科医院、介護サービス事業者の場合、事業価値を見いだすスポンサーの確保が難しく、破産を選択せざるを得ないところが多いのではないか」としている。 年別の倒産件数が10年間で最も多かったのは、医療機関・老人福祉事業者とも2009年だった。その後、倒産件数が減少した理由について帝国データバンクでは、「09年12月に中小企業の資金繰りを支援するために導入された『中小企業金融円滑化法』が影響したためとみられる。同法の効果もあり、今年いっぱいは倒産件数は増えないだろうが、来年以降、倒産件数が急増する可能性もある」としている。